台風本体の発達した雨雲や台風周辺の暖かく湿った空気の影響で、岩手県内は激しい雨に見舞われている所があり、総雨量が平年の8月1か月分の降水量の2倍を超える記録的な大雨となった所もあります。

久慈市と大槌町の合わせて3つの観測地点では12日午後1時までの「48時間降水量」が、観測史上最大を記録しました。

国土交通省の観測によりますと、12日午後2時20分現在、岩手県内は5つの河川で川の水がいつあふれ出してもおかしくない、「氾濫危険水位」を超えている所があります。

氾濫危険水位を超えているのは以下の河川の各観測地点です。

▽葛巻町葛巻の馬淵川（田子観測所）　水位1.43m（氾濫危険水位1.40ｍ）
▽久慈市長内町の長内川（長内橋観測所）　水位4.04m（氾濫危険水位4.00m）
▽岩泉町袰野の小本川（赤鹿観測所）　水位4.22m（氾濫危険水位3.80m）
▽宮古市津軽石の津軽石川（新町観測所）　水位3.51m（氾濫危険水位3.00m）
▽山田町山田の関口川（山田観測所）　水位1.59m（氾濫危険水位1.40m）

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